株式の発行・剰余金の配当と処分の練習問題3【簿記2級商業簿記過去問レベルにチャレンジ！】

2025年1月30日2025年6月16日

はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、ひたすらトレーニングしていきましょう！

前の問題

問題

A株式会社は、会社の設立にあたり、株式400株を1株600円で発行しました。
全株式の払い込みを受けて、払込金額は普通預金としています。
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、以下の［　］のものを使用してください。

現金・普通預金・資本金・資本準備金

借方		貸方
勘定科目	金額	勘定科目	金額

↓

解答・解説

問題

現金・普通預金・資本金・資本準備金

借方		貸方
勘定科目	金額	勘定科目	金額

▼ 　▼　▼

解答・解説

会社の設立にあたって株式を発行したときは、払込金額の全額を資本（純資産）の勘定科目である「資本金」として処理するのが原則です。

借方		貸方
普通預金	240,000	資本金	240,000

＠600円 × 400株＝ 240,000円

「普通預金」は、資産の勘定科目です。

資産が増えたとき・減ったとき

資産が増えたときは、ホームポジションである借方（左側）に記載します。

資産が減ったときは、ホームポジションと反対の貸方（右側）に記載します。

資産の勘定科目には、

現金
小口現金
当座預金
普通預金
定期預金
売掛金
クレジット売掛金
受取手形
電子記録債権
建物
土地
備品
車両運搬具
貸付金
手形貸付金
従業員貸付金
役員貸付金
立替金
従業員立替金
前払金
未収入金
仮払金
受取商品券
差入保証金
貯蔵品
仮払法人税等
仮払消費税
前払費用
未収収益
△貸倒引当金
△建物減価償却類型額
△備品減価償却類型額
△車両運搬具減価償却類型額

などがあります。

「資本金」は、資本（純資産）の勘定科目です。

資本（純資産）が増えたとき・減ったとき

資本（純資産）が増えたときは、ホームポジションである貸方（右側）に記載します。

資本（純資産）が減ったときは、ホームポジションと反対の借方（左側）に記載します。

資本（純資産）の勘定科目には、

資本金
利益準備金
繰越利益剰余金

などがあります。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…？

楽勝だった！という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

日商簿記2級に合格するためには、問題を解くことで理解を深めることが不可欠です。
理論を学んで終わりにせず、実際に問題を解くことで初めて実力に繋がっていきます。
さまざまなタイプの問題に挑戦することで、試験本番での対応力が養っていきましょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し解くことで慣れていくので、大丈夫です。
問題に取り組み、間違えた部分をしっかり振り返るようにしてみてください。
自分のペースで続けることが大切なので、焦らず一歩一歩進んでいきましょう。