普通預金・定期預金とは?具体例な仕訳処理を徹底解説!【簿記3級 入門講座】

【簿記3級】普通預金・定期預金とは?
はりねずみ

普通預金・定期預金について、勉強しましょう。

目次

普通預金とは?

普通預金とは、自由に預け入れや引き出しができる銀行口座のことです。

給与や年金の受取、公共料金の引き落としなど、日常生活のお金の管理に便利です。
また、利息も付くため、貯蓄にも活用できます。

定期預金とは?

定期預金とは、あらかじめ預入期間(満期)を決めて預けるタイプの預金です。

預け入れ期間は、1カ月・3カ月・6カ月・1年・3年・5年など、金融機関によって様々な期間が設定されています。
満期まで基本的に引き出しができず、引き出す場合は中途解約が必要になります。

普通預金の仕訳

預金取引の仕訳は、何が増えて何が減ったかを見つけることがポイントです。

普通預金口座に、現金2,000円を預け入れた。

借方貸方
普通預金2,000現金2,000

「普通預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方(左側)に記入します。

資産が増えたとき
貸借対照表(B/S)

「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションと反対側である貸方(右側)に記入します。

資産が減ったとき
貸借対照表(B/S)

普通預金に、利息200円がついた。

借方貸方
普通預金200受取利息200

「普通預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方(左側)に記入します。

資産が増えたとき
貸借対照表(B/S)

「受取利息」は、収益の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである貸方(右側)に記入します。

収益が増えたとき
損益計算書(P/L)

手元にある郵便為替証書5,000円を普通預金に預け入れた。

借方貸方
普通預金2,000現金2,000

「普通預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方(左側)に記入します。

資産が増えたとき
貸借対照表(B/S)

「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションと反対側である貸方(右側)に記入します。

資産が減ったとき
貸借対照表(B/S)

郵便為替証書は手元からなくなりますね。
郵便為替証書は通貨代用証券の一つであり、現金と同様に扱われます。

定期預金の仕訳

預金取引の仕訳は、何が増えて何が減ったかを見つけることがポイントです。

普通預金1万円を定期預金に振り替えた。

借方貸方
定期預金10,000普通預金10,000

「定期預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方(左側)に記入します。

資産が増えたとき
貸借対照表(B/S)

「普通預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションと反対側である貸方(右側)に記入します。

資産が減ったとき
貸借対照表(B/S)

これらの基本的な預金取引の仕訳は、「増えたり減ったりしたもの」を捉えることから始まります。
資産が増えれば借方・減れば貸方、費用が発生すれば借方、収益が発生すれば貸方…という簿記の基本ルールに従って仕訳を行います。

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