株式の発行・剰余金の配当と処分の練習問題25【簿記2級 商業簿記 過去問レベルにチャレンジ!】

【2級 商業簿記 練習問題】株式の発行、剰余金の配当と処分
はりねずみ

サクサクと解けるようになるまで、ひたすらトレーニングしていきましょう!

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問題

A株式会社は、会社の設立にあたり、株式400株を1株400円で発行しました。
株式の払い込みを受け、払込金額は普通預金としています。
なお、株式の発行費用2,000円は現金で支払いました。
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、以下の[ ]のものを使用してください。

現金・当座預金・資本金・資本準備金・株式交付費・創立費

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額

解答・解説

問題

A株式会社は、会社の設立にあたり、株式400株を1株400円で発行しました。
株式の払い込みを受け、払込金額は普通預金としています。
なお、株式の発行費用2,000円は現金で支払いました。
この取引について、仕訳を考えてみましょう。
勘定科目は、以下の[ ]のものを使用してください。

現金・当座預金・資本金・資本準備金・株式交付費・創立費

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額

▼  ▼ ▼

解答・解説

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
普通預金
創立費
160,000
2,000
資本金
現金
160,000
2,000

仕訳①

会社の設立にあたって、株式を発行したときは、払込金額の全額を純資産の勘定科目である「資本金」で処理するのが原則です。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
普通預金160,000資本金160,000

@400円 × 400株 = 160,000円

「普通預金」は、資産の勘定科目です。

資産が増えたとき・減ったとき

資産が増えたときは、ホームポジションである借方(左側)に記載します。

資産が増えたとき

資産が減ったときは、ホームポジションと反対の貸方(右側)に記載します。

資産が減ったとき

資産の勘定科目には、

  • 現金
  • 小口現金
  • 当座預金
  • 普通預金
  • 定期預金
  • 売掛金
  • クレジット売掛金
  • 受取手形
  • 電子記録債権
  • 建物
  • 土地
  • 備品
  • 車両運搬具
  • 貸付金
  • 手形貸付金
  • 従業員貸付金
  • 役員貸付金
  • 立替金
  • 従業員立替金
  • 前払金
  • 未収入金
  • 仮払金
  • 受取商品券
  • 差入保証金
  • 貯蔵品
  • 仮払法人税等
  • 仮払消費税
  • 前払費用
  • 未収収益
  • △貸倒引当金
  • △建物減価償却類型額
  • △備品減価償却類型額
  • △車両運搬具減価償却類型額

などがあります。

「資本金」は、資本(純資産)の勘定科目です。

資本(純資産)が増えたとき・減ったとき

資本(純資産)が増えたときは、ホームポジションである貸方(右側)に記載します。

資本(純資産)が増えたとき

資本(純資産)が減ったときは、ホームポジションと反対の借方(左側)に記載します。

資本(純資産)が減ったとき

資本(純資産)の勘定科目には、

  • 資本金
  • 利益準備金
  • 繰越利益剰余金

などがあります。

仕訳②

会社設立時の株式発行にかかった費用は、ほかの会社設立にかかった費用とともに、費用の勘定科目である「創立費」で処理します。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額
創立費2,000現金2,000

「創立費」は、費用の勘定科目です。

費用が増えたとき・減ったとき

費用が増えたときは、ホームポジションである借方(左側)に記載します。

費用が増えたとき

費用が減ったときは、ホームポジションと反対の貸方(右側)に記載します。

費用が減ったとき

費用の勘定科目には、

  • 仕入
  • 売上原価
  • 発送費
  • 給料
  • 法定福利費
  • 広告宣伝費
  • 支払手数料
  • 旅費交通費
  • 貸倒引当金繰入
  • 貸倒損失
  • 減価償却費
  • 通信費
  • 法人税、住民税及び事業税
  • 消耗品費
  • 水道光熱費
  • 支払家賃
  • 支払地代
  • 保険料
  • 租税公課
  • 修繕費
  • 雑費
  • 固定資産売却損
  • 保管費
  • 諸会費

などがあります。

「現金」は、資産の勘定科目です。

資産が増えたとき・減ったとき

資産が増えたときは、ホームポジションである借方(左側)に記載します。

資産が増えたとき

資産が減ったときは、ホームポジションと反対の貸方(右側)に記載します。

資産が減ったとき

資産の勘定科目には、

  • 現金
  • 小口現金
  • 当座預金
  • 普通預金
  • 定期預金
  • 売掛金
  • クレジット売掛金
  • 受取手形
  • 電子記録債権
  • 建物
  • 土地
  • 備品
  • 車両運搬具
  • 貸付金
  • 手形貸付金
  • 従業員貸付金
  • 役員貸付金
  • 立替金
  • 従業員立替金
  • 前払金
  • 未収入金
  • 仮払金
  • 受取商品券
  • 差入保証金
  • 貯蔵品
  • 仮払法人税等
  • 仮払消費税
  • 前払費用
  • 未収収益
  • △貸倒引当金
  • △建物減価償却類型額
  • △備品減価償却類型額
  • △車両運搬具減価償却類型額

などがあります。

最後に

はりねずみ

いかがでしたか…?

楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいきましょう。

日商簿記2級に合格するためには、問題を解くことで理解を深めることが不可欠です。
理論を学んで終わりにせず、実際に問題を解くことで初めて実力に繋がっていきます。
さまざまなタイプの問題に挑戦することで、試験本番での対応力が養っていきましょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し解くことで慣れていくので、大丈夫です。
問題に取り組み、間違えた部分をしっかり振り返るようにしてみてください。
自分のペースで続けることが大切なので、焦らず一歩一歩進んでいきましょう。

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