はりねずみ前払金・前受金の仕訳について、勉強しましょう。
これ以外にも、日商簿記3級に独学合格を目指す方のための解説記事を多数掲載しています。
ぜひ、あわせてご確認ください。
前払金とは？
これは、将来商品を引き渡してもらう権利を表すため、資産に分類されます。
前受金を受け取ったときの仕訳
¥50,000の商品の購入に先立ち、手付金¥10,000を現金で支払った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 前払金 | 10,000 | 現金 | 10,000 |
「前払金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方（左側）に記入します。
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションと反対側である貸方（右側）に記入します。
前受金を受け取っていた商品を引き渡したときの仕訳
先に前払金として¥10,000を支払っていた商品を引き渡され、残金は小切手で支払った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 仕入 | 50,000 | 前払金 当座預金 | 10,000 40,000 |
「仕入」は、費用の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方（左側）に記入します。
「前払金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションと反対側である貸方（右側）に記入します。
「当座預金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションと反対側である貸方（右側）に記入します。
商品の引き渡しを受けた時点で、この前払金を減らし、仕入を計上します。
なお、自社振出の小切手は、資産の勘定科目である「当座預金」として計上します。
小切手について自信がない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
前受金とは？
これは、将来商品を取引先に引き渡す義務を表すため、負債に分類されます。
商品¥50,000の販売に先立ち、手付金¥20,000を現金で受け取った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 現金 | 20,000 | 前受金 | 20,000 |
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方（左側）に記入します。
「前受金」は、負債の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである貸方（右側）に記入します。
前受金を受け取っていた商品を引き渡したときの仕訳
先に前受金として¥20,000を受け取っていた商品を引き渡し、残金は小切手で受け取った。
| 借方 | 貸方 | ||
| 前受金 現金 | 20,000 30,000 | 売上 | 50,000 |
「前受金」は、負債の勘定科目です。
今回は、これが減っているため、ホームポジションの反対側である借方（左側）に記入します。
「現金」は、資産の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである借方（左側）に記入します。
「売上」は、収益の勘定科目です。
今回は、これが増えているため、ホームポジションである貸方（右側）に記入します。
商品の引き渡しを行った時点で、この前受金を減らし、売上を計上します。
なお、他人振出の小切手は、資産の勘定科目である「現金」として計上します。
小切手について自信がない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
基礎を学んだあとは、練習問題で知識を定着させていきましょう。
ぜひ、すべて解けるようになるまで、チャレンジしてみてください。
